羽川が首位発進 県勢トップは比嘉の5位 金秀シニアゴルフ第1日


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 ゴルフの国内シニアツアー開幕戦「金秀シニア沖縄オープンゴルフトーナメント2021」が9日、名護市のかねひで喜瀬CC(シニア6862ヤード、スーパーシニア6326ヤード、いずれもパー72)で開幕した。シニア初日は羽川豊(IPOC)が4アンダーの68で、単独首位に立った。県勢トップは首位と2打差の2アンダーにつけた比嘉勉(アコーディアかずさ)が5位で好発進。アマチュアトップはイーブンパーで回った仲村達也(かねひで喜瀬)の20位だった。10日に最終ラウンドが行われる。


手応え十分、初V圏内 比嘉、粘って追い上げ狙う

1番 ティーショットを放つ比嘉勉=9日、かねひで喜瀬カントリークラブ(大城直也撮影)

 インスタートの比嘉勉は前半を1アンダーでまとめてターン。パープレーを続けた後半は6番(パー4)で、10メートル以上のバーディーパットを沈めてスコアを伸ばした。

 ただ「2メートル前後のパッティングを外してしまう場面もあった」と反省も口を突いた。パー4の7番は芝目の微妙なラインや硬さにもてあそばれ、1・5メートルのバーディーチャンスを惜しくも逃してしまい、パッティングに課題を残した。

 それでも、首位と2打差、70の5位発進でさらに上位をうかがう。かねひでシニアでの自己最高成績は2015年の通算4アンダーの6位。初日を終えて「全体的に大きく悪い部分はなかった」と手応えも十分で、最高成績の更新にも期待がかかる。

 「自分が良い(成績、プレー)と思っても、周りも伸ばしてくる。自分が納得いくようなプレー、成績を残したい」と最終日へ向けて油断はない。粘りのプレーで追い上げを狙う。

(上江洲真梨子)


羽川、小技にさえ 優勝へ「流れつかんでいく」

4アンダーの68で単独首位でスタートした羽川豊((C)PGA)

 6バーディー2ボギーで単独首位に立った羽川豊(IPOC)は「沖縄のグリーンは(ライン読みが)難しい」としながら、グリーン周りの小技がさえた。最終18番(パー5)は2打目をバンカーに入れたが、3打目でピンそば約50センチにつけてバーディー締め。最終日へと良い流れをつなげた。

 他の選手がライン読みに頭を抱える中「もう何年も(プロを)やっているから。ことしは速くてタフ」と冷静に芝目を読んだ。2位とは1打差の混戦状態。優勝へ向け「長短のパットの距離が合わせられたらさらに良い。流れをつかんでいきたい」と意気込んだ。