航空自衛隊那覇基地から基地外に流出した泡消火剤から人体に有害とされる有機フッ素化合物の含有が確認されたことを受け、社民党県連(照屋大河代表)のメンバーは9日、那覇基地を訪れ抗議し、再発防止を求めた。面談は約20分、非公開で行われた。
抗議後、取材に応じた県連の多和田栄子副代表は「人体に影響がないとの報告から一転、1カ月後に(PFOSが)検出されたことは許しがたい」と述べ、安全確保に向け万全の対策を講じるよう求めた。
宮城一郎幹事長によると、対応した同基地第9航空団司令部の石坂浩一監理部長らは「深く反省していた」といい、今後は独自調査に頼らず、近隣市町村や県などと連携を強化する意向を示した。また、2021年度中に、多くの施設でPFOS含有の泡消火剤の使用を中止することを明らかにした。