石垣市宮良の畑でこのほど、小学生の顔よりも大きな約3・5キロの紅イモが収穫された。イモを掘ったのは西原町の新小学2年生の渡口勝斗さん(7)で、「自分の顔より大きくてびっくりした」と驚いている。
勝斗さんは父親の勝也さん(36)と3月、石垣島内で農業を営む祖父の畑で、イモの収穫を手伝った。その際、この大きなイモを見つけた。
北部農林高で実習助手を務める勝也さんによると、このイモは「沖夢紫(おきゆめむらさき)」という品種。菓子類などに利用されることが多いという。
イモを買い取った菓子メーカー、南風堂の石垣島の担当者によると、勝斗さんが掘ったイモは通常の10倍ほどの大きさ。担当者は「こんなに大きなイモは見たことがない」と目を丸くする。
勝斗さんは「早くお菓子になった紅イモを食べてみたい」と話し、自身の成果を味わってみたい様子だった。