LINEビデオ電話で県産品を販売 スタッフが商品を直接PR 沖縄宝島


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
沖縄宝島が始めたリモートショッピングの様子(提供)

 沖縄物産企業連合(羽地朝昭社長)は3月末から、県外の直営店舗「沖縄宝島」で、通信アプリ「LINE(ライン)」のビデオ電話を活用したリモートショッピングを始めた。

 オンライン通販と違い、スタッフが商品のPRをすることで、消費の拡大が期待される。

 緊急事態宣言が全国に出されていた昨年5月に、一時休業していた県外直営店6店舗で試験的に導入し、約30件の利用があった。自宅にいながら、スタッフから商品の特徴などの説明を受けることができると顧客から好評だったという。

 店舗を営業しながらの実施となる本格運用では、利用者は事前にラインのシステム上から手続きし、希望する利用時間帯を選ぶ。来店客で混雑が予想される時間帯はあらかじめ選択肢から外すなどの対応で、来店者、リモートショッピングの利用者双方がストレスを感じないようにした。

 支払いは着払いの代金引換か、銀行振り込み、ラインペイが使用できる。ゆいワークス(那覇市、大城健代表)と連携してシステムを構築した。

 東京都の沖縄宝島ぽっぽ町田店で試験運用を始め、同店で年間600件程度の利用を見込む。新宿京王店、さいたま新都心店などに順次広げていく予定という。