ワクチン接種会場どうなる? 豊見城、市長も参加し予行演習


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新型コロナウイルスのワクチン集団接種シミュレーションに参加した山川仁豊見城市長(左)=4月11日、豊見城市役所

 沖縄県豊見城市は11日、市役所で新型コロナウイルスのワクチン集団接種シミュレーションを実施した。山川仁市長や外間剛市議会議長、市管理職など約50人が参加し、接種本番に向けて課題点を確認し合った。

 市は(1)接種にかかる所要時間、(2)1時間で接種可能な人数、(3)会場のレイアウトを確認する目的で実施。入場、受け付け、予診票確認、問診、接種、15分の経過観察の順でシミュレーションした。

 市ワクチン接種対策室の職員らが、案内や誘導を務め、医師や看護師は南部地区医師会から派遣された。接種後のアナフィラキシーショックなどの副反応を想定し、市消防の救急隊員も参加した。

 山川市長は「人と人の距離をもう少し取った方がいい。動線も課題で、市民が不安なく接種できるよう、課題点を全庁的に考えていきたい」と話した。

 市は16~17日に市内の65歳以上の高齢者に接種券(クーポン)を送付し、4月下旬から事前予約を開始する予定。早ければ5月8日から集団接種を始める。1日あたりの接種人数は300人を想定している。