県立中高、インターンシップ原則中止 感染防止で2年連続


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 沖縄県教育委員会は新型コロナウイルス感染防止のため、本年度の県立高校・中学校の就業体験(インターンシップ)と職場体験を原則中止とすることを決めた。14日までに各校に通知した。一方で、学校単位ではなく、希望する生徒90人程度を対象に、夏休み中に就業体験を実施することを検討している。今後、各校を通して参加者を募集する予定。

 学校単位のインターンシップの代わりに、各校は「総合的な探究の時間」や職業講話を通してキャリア教育を進める。県内の公立小中学校の職場見学・体験については各校が判断する。

 県教委は、全日制の県立高校を対象に6月以降にインターンシップを実施している。受け入れ先は老人ホームや保育園が多く、感染対策が難しいことから昨年度に引き続き原則中止とした。昨年度は、県内公立小中学校も新型コロナの影響で職場体験などを見送った学校が多かった。

 県教委はキャリア教育の一環で小学校は職場見学、中学校は職場体験、高校はインターンシップを推進している。 (吉原玖美子)