低迷コラソン、来季の活躍誓う ネットで資金集まり感謝 ハンドボール


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
シーズンを総括し来季に向けて意気込む琉球コラソンの水野裕矢CEO(左)と新加入の高橋友朗=14日、那覇市泉崎の琉球新報社

 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンの水野裕矢CEOと新加入の高橋友朗(22)が14日、那覇市の琉球新報社を訪れ、2020―21シーズンを報告した。今季は4勝14敗2分け(1試合は不戦勝)で11チーム中10位と低迷した。その他公式戦は社会人選手権、国民体育大会が中止、日本選手権は2回戦敗退だった。

 新型コロナウイルスの影響もあり、ホームゲームの観客動員数はリーグ2位も前季より約5500人減の3697人だった。ファミリアの会員数は昨年より2人減り、232人。協賛企業は14社減って94社だった。昨年5月から琉球コラソンU―12が始動し、現在45人で活動している。

 水野CEOは「若手が成長し、力が通用するようになった。勝てる試合を何度か落としたことはチームの課題」と総括。来季に向けて「一つずつでも順位を上げていく」と抱負を述べた。「スポンサー費も一千万円近く落ち込み、補助金などでつなぐことができた。クラウドファンディングで350万円近く集まったことに感謝したい」と話した。

 岩手出身で秋田大を卒業したばかりの高橋は左利きのライトバック。「体づくりに取り組み、出場時間が短くても結果を残し、チームの戦力になりたい」と意気込んだ。

※注:高橋友朗の「高」は旧字体