沖縄の聖火リレー 本島ルート大幅見直し 市町村「連絡待つしか」


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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、5月1~2日に県内14市町村を巡る東京2020オリンピック聖火リレーは大幅に変更して実施する見通しとなった。沖縄本島内は那覇市や名護市、糸満市など11市町がルートになっていたが、本島の公道不使用が決まれば、離島のルート以外は全て中止されることになる。

 予定されていたルートは初日に、世界遺産で2019年に正殿などが焼失した首里城公園(那覇市)を出発する。沖縄本島を北向けに進み、1964年東京五輪の聖火宿泊の碑が建立された名護市嘉陽などを通過する。石垣市も巡って、到着地の名護市民会館を目指す。

 2日目は豊見城市の沖縄空手会館からスタート。座間味村や宮古島市もつなぎながら、本島では北谷町を経由して糸満市の平和祈念公園を終着地に聖火が通過する計画が発表されている。