土地利用計画を修正 東部海浜開発 用途に幅持たす


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 【沖縄】沖縄市泡瀬の沖合を埋め立てる東部海浜開発事業で市は15日、2010年に策定した埋め立て地の土地利用計画の修正案を公表した。観光客の急増など、現行計画策定後の社会情勢の変化を踏まえ、計画を微修正した。新たな計画は商業施設用地を「複合施設」に変え、用途に幅を持たせた。「交流施設」も宿泊施設用地に変更し、交流施設は多目的用地に組み込むことを検討する。これにより宿泊施設用地は従来案より約2ヘクタール増えた。

 宿泊施設用地と人工ビーチの間に整備予定だった道路は廃止する。ハワイなど他のリゾート地を参考とし、ホテルや周辺の緑地から道路を渡らずにビーチにアクセスできる配置とする。商業施設用地を複合施設用地に変更した理由について、市は「周辺地域でイオンモール沖縄ライカムなど大型商業施設が開業したことを踏まえ、この場所の特色を出せるように幅を持たせる」と説明した。

 15日に市のホームページで修正案を公開した。5月20日までパブリックコメントを募る。