沖縄本島聖火リレーで知事「ライブ配信する」 規模縮小も走者は維持


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本島内での聖火リレーについて、無観客で実施すると発表する玉城デニー知事=16日午後、県庁

 沖縄県内の東京五輪聖火リレーは規模を縮小しながらも、予定していたランナー約200人の参加が維持される形で実施されることになった。玉城知事は「現在の感染状況を注視しつつ、すでに実施された府県の状況、組織委の意見などを踏まえ(県実行委が)検討してきた。直接ご覧になることを楽しみにしていた県民には大変申し訳ないが、ご協力をお願いしたい」と理解を求めた。

 実施予定だった市町村からは変更に理解を示す意見があった一方、「公道で実施させてほしい」などの意見もあったという。最終的に14市町村から同意を得た上での代替案となった。

 玉城知事は変更について「不要不急の外出自粛を求めている。県民の命と暮らしを守る措置」と説明した。

 取りやめではなく、集約して実施する選択については「リレーで気持ちをつないで、希望の明かりとして県民みなさんの心にも(火を)ともしてもらいたい。やり方は変わるが、ランナーのみなさんの気持ちをライブ配信できるようにこのような形にさせていただいた」と述べ、理念は維持されるとの考えを示した。