19日、新型コロナウイルス感染症対策について会見する玉城デニー知事と記者団のやりとりは次の通り。
Q:感染拡大に歯止めがかからないという状況判断だが、政府への緊急事態宣言の要請もあり得るか。
「まん延防止等重点措置の効果をしっかり見ていかなければならないと思うが、どのような形で感染が拡大していくか、なかなか見通せない状況だ。しっかりと判断するためのデータの分析を重ねていきたい」
Q:離島空港のPCR検査体制の進捗(しんちょく)は。
「今日(19日)の対策本部会議で取り組みの報告はあったが、最終的にどのような形になるか、現在、調整中だ」
Q:感染拡大が続き、時短要請に応じない店舗がある一番の理由は。
「抑え込んでは解除し感染が広がり、また抑え込む状況が続くことに対し、ある種の自粛疲れと、ワクチンへの安心感もあって、行動や意識の変容に至っていないという状況が全国で見られている。沖縄だけではない。加えて気を付けなければいけないのは変異株だ。新しい生活様式を定着させることが感染拡大を食い止めていく。近道はない」
Q:国との緊急事態宣言についての話はあるか。
「今日(19日)の時点で西村康稔経済再生担当相と緊急事態宣言について意見交換をしたことはない」