宮古島市長が来島自粛を要請 夜の外出自粛も 人口比感染が県全体の倍


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宮古島市役所(資料写真)

 沖縄県宮古島市の座喜味一幸市長は20日、市内で新型コロナウイルス感染が急増していることを受け、感染対策の徹底を市民に強く訴えた。島外からの不要不急の渡航自粛や午後8時以降の外出自粛などを求めた。市役所で開いた会見で「県内で変異株も検出されている。危機感を強く持ち、感染拡大を食い止めるため協力してほしい」と呼び掛けた。

 市によると、直近1週間の感染者数は50人。人口10万人当たりでは90・02人で県全体の2倍近くに上る。座喜味市長は「県コロナ対策本部に市内の現状を伝え、宮古島市へのまん延防止等重点措置の対象指定を議論してほしいと要望している」と語った。

 市内の感染状況について「飲食を介した友人同士や家庭内感染の兆候がある」として、職場や地域単位での飲食の自粛も訴えた。