飲食店員のPCR検査を補助 北谷町が町内を対象に上限2500円まで


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【北谷】北谷町は町内の飲食店従業員を対象に、新型コロナウイルスのPCR検査費用の自己負担分を上限2500円まで補助する事業を始める。22日の町議会臨時会で同事業費391万4千円を含む一般会計補正予算を全会一致で可決した。

 対象は町観光協会、町商工会、町飲食業組合のいずれかの会員で飲食店の従業員。県が認定する五つの検査機関のいずれかで受検し、領収書などを添付して町に申請する。期間は6月30日までで、既に受検した対象者には4月1日までさかのぼって適用する。

 まん延防止等重点措置に伴い、県が本島9市の飲食店従業員らに無料でPCR検査を受けられるようにしたが、北谷町は対象外のため町独自で補助する。町内飲食店の感染対策を確認する巡回事業も始める。

 野国昌春町長は「町内の従業員が無料検査の対象外となり、不安の声があった。安心、安全のためにまずは飲食店を対象に検査体制を整えたい」と述べた。