台風2号　北大東島で最大瞬間30.9メートル　沖縄本島地方に波浪警報【4月24日午前】

　気象庁の発表によると、台風2号は24日午前9時現在、沖縄の南の海上をゆっくりとした速さで東南東へ進んでいる。中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルで中心から半径330キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。

　今後、台風2号は沖縄の南の海上を東に進む見込みで、大東島地方は、日本海に中心を持つ高気圧と台風との間で気圧の傾きが大きくなっている。

　23日午後8時に暴風警報が発表された大東島地方は、24日午前9時現在は強風注意報に切り替わっているが、昼前までは東の非常に強い風が吹く見込みで、風が強い状態は25日昼前まで続く見込み。沖縄気象台によると、24日午前5時5分に、北大東空港で最大瞬間風速30.9メートルを観測した。

　沖縄本島地方は24日夜遅くまで、大東島地方は25日昼前にかけて、うねりを伴った高波が続く見込みで、気象台は本島地方と大東島地方に波浪警報を発表して注意を呼び掛けている。

　24日の沖縄本島地方の天気は、台風周辺の湿った空気の影響で曇り、午前中は雨の降るところがある見込み。25日は、高気圧に覆われておおむね晴れる見込み。