かけっこ教室「誰でも伸びる。自信持って」 北中城、経験者らが児童に伝授


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子どもたちの歓声が響くきしゃばっ子かけっこ教室=北中城小学校グラウンド

 【北中城】かけっこを通して地域の子どもたちの成長を見守ろうと、北中城村喜舍場子ども会育成会(宮城竜次会長)主催の「きしゃばっ子かけっこ教室」が全8回にわたり、北中城小グラウンドで開かれた。喜舍場区の小1~4年生の男女16人の児童が参加し、3月最終回での記録測定会では50メートル走と立ち幅跳びが全国平均を上回る結果になった。

 コロナ禍で外出自粛が続き、子ども会の集いや地域イベントが中止となる中「子どもの成長を見る機会がつくれないか」との声が子ども会の保護者から上がっていた。

 同区に住む陸上競技経験者で消防士の宮里勝人さん(49)の提案で1月から期間限定で教室が開かれた。

 宮里さんは、スポーツ理論に基づき「正しくフォームを学べば誰でも速く走れ、記録は伸びる。子どもたちには、速く走れることで自分に自信をつけてほしい」と話す。

 かけっこ教室に参加した北中城小2年の宮本花奈さんと外間正高さんは「練習はきつかったけど、楽しかった。もっと練習を続けて走るのが速くなりたい」と元気いっぱいに話した。

 4月には喜舍場区以外の子どもたちを対象とした新陸上クラブ「リュウキュウスターロウ」が発足した。同クラブは、地域の子どもたちの成長を陸上を通して見守ることを目的に、クラブ生を募集している。問い合わせはこちらから(https://line.me/ti/p/m9UNxdCN0e

 (中曽根香通信員)