市政継承か刷新か うるま市長選きょう投開票 午後11時半ごろ当落判明


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(左から)中村正人氏、照屋寛之氏

 【うるま】任期満了に伴ううるま市長選は25日、投開票される。前市議の中村正人氏(56)=自民、公明、会派おきなわ、無所属の会推薦=と、沖縄国際大名誉教授の照屋寛之氏(68)=共産、立民、社民、社大、新しい風・にぬふぁぶし推薦=の新人2氏が、一騎打ちの選挙戦を繰り広げてきた。新型コロナウイルス感染症対策や経済振興、雇用問題、教育・子育て支援などを争点に、自民・公明を与党とする現市政の継承か、刷新かが焦点となる。1月の宮古島市、2月の浦添市に続く市長選として、選挙結果は来年の県知事選に向けた県内政局の行方にも影響を与える。

 25日は午前7時から午後8時まで、市内31カ所で投票できる(一部地域は午後7時まで)。市議補選(欠員1)も25日に投開票される。結果は同日午後11時半ごろに判明する見通し。
 選挙戦最終日となった24日夕、中村氏は市みどり町の選対本部前で、照屋氏は安慶名交差点で、それぞれ打ち上げ式を開き、最後の支持を訴えた。
 中村氏は「うるま市の将来を決める市長選だ。3期12年間、島袋俊夫市長が築き上げてきたうるま市で、その後継者として市民協働のまちづくりを進める」と訴えた。
 照屋氏は「市民生活を豊かにすることこそが市長の責任だ。『希望の持てるうるま市に変えてほしい』という声がある。皆さんの力と私で変えていこう」と語った。
 17日現在、うるま市の選挙人名簿登録者数は9万8761人(男性4万9070人、女性4万9691人)となっている。