大湾TKO勝ち、技ありアッパー「地元で勝てて良かった」


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4回TKO勝利を収め、拳を突き上げる大湾硫斗=24日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター(大城直也撮影)

 大湾硫斗=美来工科高出、Ambition=は24日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで、契約56.5キロ6回戦で岩屋卓史(寝屋川石田)と対戦。ガードを固める相手に連打を浴びせ4回TKO勝ちした。

 ガードを固める相手に連打を浴びせ、TKO勝ちした大湾硫斗。「地元で勝てて良かった」と素直に喜んだ。試合は終始、大湾のペース。持ち前の強打で攻略し、7勝目を挙げた。

 3ラウンドから使い始めたアッパーが効果的に相手のガードを崩した。目標だった2ラウンドで勝負をつけられず、セコンドの野木丈司トレーナーが助言。課題という集中力が切れる場面もあったが、4ラウンドは的確なパンチからロープ際に追い込むと、上、下、右、左と攻撃を繰り出して畳み掛けた。

 移籍して1年。「やってやる」と意識を変え、励んできた練習の成果を発揮した。「3年前の自分だったら倒せていなかった」と成長を実感。着実に強くなってチャンピオンへの道を突き進む。