B型肝炎訴訟の沖縄弁護団が電話無料相談 29日午前11時~午後3時


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 集団予防接種の注射器使い回しによりB型肝炎に感染した被害者が、国に損害賠償を求める「全国B型肝炎訴訟」の沖縄弁護団は、29日午前11時~午後3時まで弁護士による電話相談を実施する。電話料金はかかるが、相談は無料。弁護団は「まだまだ被害に苦しんでいる人は多いと思う。祝日なのでぜひかけてきてほしい」と呼び掛けている。

 B型肝炎の再発を巡る訴訟の最高裁判決を受け26日、那覇市の県庁記者クラブで会見した。

 沖縄弁護団の上原智子事務局長は、最高裁判決と同じような再発のケースは、県内の原告では把握していないとしつつ「除斥制度の不当性を指摘し、多くの患者を励ます判決だ」と評価した。

 沖縄弁護団は2011年に結成し、12年から訴訟を提起している。

 29日以外も、平日午前9時~午後5時半まで相談を受け付けている。弁護団への相談は沖縄合同法律事務所、(電話)098(917)1088。