「彼女を忘れない」冥福祈り献花 米軍属女性暴行殺人から5年


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 慶田城 七瀬
被害者を悼み手を合わせる吉田さん=28日午前9時半すぎ、恩納村安富祖

【恩納】本島中部の女性会社員が殺害された米軍属女性暴行殺人事件の発生から28日で5年を迎えた。恩納村安富祖の遺棄現場では献花台が設置され、女性を悼む市民が花を手向けて事件が二度と起こらないよう願った。
 事件後、現場の清掃や供え物の管理を担ってきた吉田勝廣さん(76)=金武町=は「(事件を)忘れないこと、繰り返させないこと。そのために自分はどうあるべきか、県民ひとりひとりが問い続けないといけない」と語った。
 事件は16年4月28日に発生。県警は同年5月19日に元海兵隊員で米軍属の男を死体遺棄容疑で逮捕した。6月には殺人と強姦致死の容疑で再逮捕し、18年9月には福岡高裁那覇支部で無期懲役が確定した。