沖縄電力専務に成底常務が昇任 執行役員制度を導入


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 沖縄電力は、30日に開いた取締役会で、6月29日から新たに執行役員制度を導入することを決定し、常務取締役の成底勇人氏(57)が取締役専務執行役員に昇任する役員人事を内定した。常務取締役の仲宗根斉氏(58)と久貝博康氏(57)は退任し、仲宗根氏は沖電工社長、久貝氏は沖縄プラント工業社長に就任を予定している。

 6月29日開催の株主総会と取締役会で正式に決定される。株主総会では、役員への業績連動型株式報酬制度の導入も提案する。

 執行役員制度は、柔軟な業務実施を目的に導入する。大嶺満会長を除く社内取締役全員が執行役員を兼ねるほか、配電部長の川満秀昭氏(54)、事業開発部長の佐久本達哉氏(53)、理事総務部長の糸数昌英氏(52)の3氏を新任の執行役員に起用する。

 また、7月の組織改編で島袋清人副社長を本部長とする「カーボンニュートラル推進本部」を新設し、環境部と研究開発部を同本部内に移管する。環境部内に、再エネ事業推進グループを新設する。昨年12月に発表した、2050年までに二酸化炭素(CO2)排出を実質ゼロにする目標の達成を推進していく。