沖縄県内での東京五輪聖火リレーが1日午前10時、名護市民会館周辺を巡るコースで始まった。第1走者はお笑いコンビ「ガレッジセール」のゴリさんで、左手にトーチを掲げ、沖縄での第一歩を踏みしめた。玉城デニー知事は「沖縄の素晴らしさ、みなさんの思いを発信してほしい」とあいさつし、聖火をゴリさんが持つトーチに灯した。
新型コロナウイルス感染拡大防止のためのまん延防止等重点措置がとられているため、沖縄本島内では公道でのリレーが中止、一般市民の無観客のコースで行われる異例の聖火リレーが始まった。
名護市民会館周辺では那覇市、宜野湾市、沖縄市、うるま市、名護市・本部町を走る予定だったランナーがトーチをつなぐ。うるま市出身バンド「HY」らが走る。石垣市では公道での聖火リレーが予定通り午後1時すぎに行われ、地元出身のボクシング元世界王者の具志堅用高さんが登場する。
2日は糸満市の平和祈念公園内のほか、座間味村の海上にサバニを出して実施する。
2日間のランナーは約180人。沖縄本島内は無観客での実施のため、県実行委はネット中継での観覧を呼び掛けている。