プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは1日、名古屋市のドルフィンズアリーナで名古屋ドルフィンズと今季第52戦を行い、70―66で勝利した。通算成績は39勝13敗。連敗を2で止めた。
序盤は攻撃がかみ合わず、第1クオーター(Q)で10―21と差をつけられた。第3Qの中盤にジャック・クーリーのリバウンドや今村佳太の3点弾で流れをつかむと、じわじわと点差を詰めた。第4Qの残り6分弱で同点に追い付き、一進一退の攻防の末に競り勝った。
次戦は2日午後3時5分から、同会場で名古屋Dと戦う。
流れを変えた後半の3点弾
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第1Qで点差をつけられてから、じわじわと追い上げたキングス。最終Qの残り22秒で1点差の場面、田代直希の3点弾は外れたが、リング下で跳んだドウェイン・エバンスがリバウンドをつかみ、厳しい体勢のままシュート。67―66に逆転したところで名古屋がタイムアウトを取った。
同じように競った4月21日の名古屋戦では残り1秒でシュートを決められ敗れていた。タイムアウト明けにボールを託されたのはその決勝シュートを決めたライオンズ。しかし、今回はマッチアップしたジャック・クーリーがシュート自体を許さなかった。残り10秒の最後の攻撃でも、複数人でライオンズを止めて、勝利を決めた。
前半はゴール下に入り込めず、3点弾もことごとく外れた。しかし後半、今村佳太が3点弾で流れを変えた。第4Qはキングスらしい堅守で9点しか与えなかった。
今村は4本の3点弾を含め計17得点で貢献。それでも今村はフリーシュートを外したことに触れ「大事なところで決めきれる選手になりたい」とさらなる活躍を誓った。
▽Bリーグ1部(ドルフィンズアリーナ、2243人)
琉球 39勝13敗
70―66(10―21,18―19,22―17,20―9)
名古屋D 31勝24敗
やってきたこと貫く
藤田弘輝HC(キングス)の話 順位が決まっている状態で、チーム全体をチャンピオンシップ(CS)に向けて統一した。タフなシチュエーションもあったが、今までやってきたことを貫き通した。CSへ向けて良い経験になった。