FC琉球が今季最多得点 相模原に5ー1 サッカーJ2


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 サッカー明治安田J2の第11節は1日、各地で行われ、FC琉球は相模原市の相模原ギオンスタジアムでSC相模原と戦い、5―1で勝利した。チームの今季最多得点。9勝1敗1分けで勝ち点28。順位は2位をキープした。前半を3―1で折り返し、後半に相手のオウンゴールを含め2点を追加した。次戦は5月5日午後6時から、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで京都と対戦する。

(1)ギオンス
琉球 9勝1分け1敗(28)
 5―1(3―1,2―0)
相模原 2勝4分け5敗(10)
▽得点者 【琉】 清武2(3)池田(5)OG茂木(1)【相】 平松(3)
▽観客 1608人


前半だけで3得点 持ち味の連係光る

 アウェーの地で暴れに暴れた。開始8分で雷雨による約1時間の中断があった。しかし、琉球は集中を切らさず、前半だけで3得点し、優位に立った。

 持ち味とするパスの連係が光った。どの選手も2タッチほどで手放す意識が徹底されているようで、そこから流れるようなリズムが生まれた。縦横無尽にボールを動かしつつ、しっかりと得点へとつなげた。

 「(田中)恵太がいいボール上げてくれたから」と清武功暉が11分に頭で、35分は足で、いずれも押し込むようにゴールを割った。田中はいずれも右からのクロスで得点をお膳立てした。3点目は40分、池田廉だった。DFと絡み合いながも泥臭く蹴り込み、2試合連続のゴールとなった。

 1点を奪って折り返した相模原は、リズムを変えるために後半出だしから4人を交代。攻めのスタイルでペースを握ったが、琉球は守備でこらえた。少ない攻撃を生かし相手のオウンゴールを誘い、さらに茂木駿佑が5点目を奪った。

 相模原は今季からJ2に昇格し、守備を強みに掲げるチーム。今季最多得点で破り、チームは勢いづく。茂木は「ポジション争いは激しいが、少しでも長く出られるようにアピールしたい」と闘志を燃やした。


崩し方良かった

 樋口靖洋監督(琉球)の話 (雷雨で)試合の中断があったが、集中していい形で入ることができた。5点の取り方や崩し方は良かった。前半終了間際に失点したのは課題。時間帯的に(守備が)緩くなり、真ん中をやられてチャンスを与えてしまった。