玉城知事「平和を求める沖縄の心、世界に発信」 憲法記念日でコメント


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玉城デニー知事

 3日の憲法記念日に合わせ、玉城デニー知事は談話を発表した。沖縄がアジア・太平洋地域の平和と交流の拠点となり、万国津梁(ばんこくしんりょう)の精神で「世界の恒久平和を希求する『沖縄のこころ』を世界に発信していくことは、私たちの責務だ」とした。県民一人一人が憲法の理念の下、基本的人権を尊重し、平和の創造に貢献することを願った。

 沖縄は1972年の日本復帰に伴い憲法が適用され、今年で49年を迎えた。玉城知事は「私たち県民は、先の沖縄戦や日本国憲法が適用されない米軍施政下の苦難の歴史を通して、平和と人権の尊さを肌身で感じている」とした。

 昨年から続く新型コロナウイルス感染症の拡大などに触れ、「感染症対策に取り組みつつ、その不安が差別や偏見につながることのないよう正しい知識と情報に基づいて行動し、人権を尊重し合うことが重要だ」と述べた。