沖大が6勝1敗で優勝 南部九州決勝リーグへ 大学野球県予選


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沖縄地区予選を優勝で飾り、九州ブロック制覇へ気を吐く沖縄大=3日、沖縄セルラースタジアム那覇(同校提供)

 大学野球の第105回九州地区選手権南部九州ブロック大会沖縄地区予選最終日は3日、沖縄セルラースタジアム那覇で行われ、トップを争う沖縄大と沖縄国際大が対戦し、沖縄大が6―2で沖縄国際大を退け、通算成績6勝1敗で優勝を決めた。

 沖縄大は南部九州の優勝チームが集う決勝リーグ(5月17~19日、宮崎県)の出場権を得た。

◆沖大果敢な攻め 4回に実を結ぶ

 沖国大との2度の対戦で無安打に終わっていた沖縄大の1番・大城拓巳。最終戦は「自分が引っ張る」と強気で初回の打席に立った。「スイングで調子が良いと分かっていた」。内角直球を振り抜くと「打った瞬間に分かった」という本塁打で先制する。

 一回にさらに追加点を挙げた後は相手エースの好投に苦しんだ。それでも「投手を揺さぶる」と、打撃陣は追い込まれる前にバントなどで果敢に仕掛けた。実を結んだのは四回。走者を進めると大城の安打で生還させ、流れを引き寄せた。

 島袋瑶平主将は「負けた試合があって一人一人が打席で粘るようになった」と成長を実感。九州へ向けて大城は「総力戦で全勝して初の神宮への切符を取りに行く」と意気込んだ。


▽第3節3日目

沖縄大
200 200 002|6
000 002 000|2
沖国大

(沖)仲地―石原
(国)古堅―前田
▽本塁打 大城(沖)
▽三塁打 比嘉花(沖)
▽二塁打 島袋(沖)
▽最終順位 (1)沖縄大6勝1敗(2)沖国大5勝3敗(3)琉球大3勝4敗(4)名桜大6敗

 【個人賞】
▽殊勲賞 島袋瑶平(沖)
▽敢闘賞 識名泰斗(国)
▽打撃賞 (1)松堂秩己(沖縄大4年)4割7分8厘(2)与那嶺大輝(同)4割3分5厘(3)安里啓志(沖国大3年)4割
▽打点賞 松堂、与那嶺
▽最多盗塁賞 大城拓巳(沖縄大)、松堂、森迫慧士郎(名桜大)
▽最多勝利投手賞 仲地礼亜(沖縄大3年)
▽新人賞 平典士(沖縄大)、川満俊宜(沖国大)、田中滉人(琉大)、冨名腰竜之介(名桜大)
▽ベストナイン 投手・仲地、捕手・青山塁飛(琉大)、一塁手・粟国壮太(沖国大)、二塁手・与那嶺、三塁手・松堂、遊撃手・岡田尚真(沖大)、外野手・大城、吉田依生(沖大)、宮本丈士(名桜大)、指名打者・森太陽(琉大)