沖縄県産品買って応援 県、きょうから販促企画


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県産品応援プロジェクトを発表する(左から)県物産公社の湧川盛順社長、嘉数登県商工労働部長、県工業連合会の古波津昇会長=6日、県庁

 県商工労働部は6日、新型コロナウイルスの影響で需要が落ち込む県産品の消費を高めようと、「買って応援!みんなのうちなーむん県産品応援プロジェクト」を7日から実施すると発表した。県工業連合会(古波津昇会長)、県物産公社(湧川盛順社長)と連携し、7月の県産品奨励月間に向けて、食品や工芸品などの販売促進につなげるキャンペーンを展開する。

 7日~7月31日の期間、県産品2千円(税抜き)以上分の購入レシートを撮影し、スマートフォンやパソコンから応募すると、抽選で600人に豪華景品が当たる。景品は、もとぶ牛やマンゴー詰め合わせなどがある。
 
 6月25~27日には、那覇市の県民広場とパレットくもじ前広場で、「沖縄応援マルシェ(市場)」を開く。その他、スーパーでの販売会や、専用ウェブサイトでの県産品ギフトセット販売も予定している。
 
 農林水産物や工芸品、加工食品を生産する県内企業は小規模・零細事業者が多く、観光客の大幅な減少などで厳しい経営環境に置かれている。県産品を取り扱うわしたショップの県内直営店では、コロナ前に比べて売り上げが6割減に落ち込んでいるという。
 
 6日に県庁で記者会見した、嘉数登県商工労働部長は「県産品の消費が県経済の循環にもつながる。県産品を買い求めて応援してほしい」と呼び掛けた。
 
 ウェブで「みんなのうちなーむん」で検索すると、キャンペーンの専用サイトにつながる。