まるで陶芸? 長さ10センチの蜂の巣、民家の玄関に出現


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
フラワースタンド下に作られた蜂の巣=4月18日、大宜味村田港

 【大宜味】大宜味村の民家の玄関で、とっくりを逆さまにしたような形の蜂の巣が出現した。長さ10センチほどでフラワースタンドの下に隠れるようにぶら下がっている。発見した松本安子さん(60)は「10日ほど前から蜂が1匹だけ飛んでいたが、巣がこんなところにあるとは全然気が付かなかった。小さなつぼのようでかわいらしく、まるで陶芸のようだ」と話した。

 孫の永琉(えいる)さん(9)は「いつも蜂を避けながら家に入っていた。こんな小さな蜂の巣は初めて見た」と目を丸くした。

 とっくり型の巣を作る蜂はトックリバチとコガタスズメバチの2種類。コガタスズメバチは攻撃性があり、初期の巣はしま模様が特徴で開けた空間に作ることが多い。このまま大きくなると危険とのことで駆除することになった。

 (安里郁江通信員)