FC琉球、2試合連続ドロー 愛媛と1-1 好機に追加点奪えず


社会
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 サッカー明治安田J2第13節の8日、FC琉球は松山市のニンジニアスタジアムで19位の愛媛FCと対戦し、1―1で引き分けた。9勝1敗3分けで勝ち点30。順位は2位のまま。13節の残り10試合は9日に行われる。前半はペースを握られたが、少ないチャンスを生かし、37分に清武功暉の得点で1―0で折り返す。後半は23分にコーナーキックからゴールを割られた。その後、好機もあったが追加点は奪えなかった。次戦は15日午後6時半から沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで栃木SCと戦う。

(1)ニンスタ
愛媛 2勝5分け6敗(11)
 1―1(0―1,1―0)
琉球 9勝3分け1敗(30)
▽得点者 【愛】 藤本(3)【琉】 清武(4)
▽観客 1317人


中2日の敵地、疲労感隠せず

 悔しさの残るドローだった。消耗戦となった京都とのカードから中2日のアウェーの地。疲労感は隠せなかった。

 この日はボランチの上里一将主将、DF知念哲矢が機をうかがいながら、ロングボールを駆使した。効果的なサイドチェンジや前線へのパス供給でリズムをつくった。しかし、攻め込まれる時間帯が続いた。

 少ないながらも巡ってきた得点機を清武功暉が逃さなかった。37分、風間宏矢の右クロスを阿部拓馬がスルーし、フリーの清武が右足できっちり蹴り込んだ。

 後半の失点は23分、コーナーキックからだった。クリアしたボールが愛媛へ渡り、再度ゴール前へ放り込まれ、頭で押し込まれた。

 25分に赤嶺真吾を投入し追加点を狙ったが、ゴールに届かなかった。先発出場した風間兄弟の兄・宏希は「後手後手で戦術的にうまくはまらず、相手がうまいところでボールを受けていた」と冷静に受け止めた。1点目をアシストした弟の宏矢は「後半は前線でのミスが多くなり、ペースをつかみかけながらも(機会を)失ってしまった」と悔しさをにじませた。


連戦厳しさあった

 樋口靖洋監督(琉球)の話 勝ち点3を取れなかったのは納得いくものではないし、内容的にも満足していない。連戦の厳しさもあり、選手のコンディションを把握してゲームプランをつくれなかったのは私の反省点。次は1週間しっかり休んで勝利する。