飲食店の新認証制度を討議 コロナ対策で県が関係者と意見交換


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
飲食店での感染防止策などを討議する関係者ら=10日、那覇市保健所

 沖縄県食品衛生協会(佐久本武会長)は10日、那覇市保健所で新型コロナウイルス感染再拡大の中長期的な防止策について意見交換会を開いた。感染防止対策を取っている飲食店を県が認証する新制度などについて、行政や医療関係者、飲食業界関係者などで討議した。

 県の認証制度は、アクリル板の設置などの対策を飲食店に周知し、実施を確認した上で、認証ステッカーを付与する。県の諸見里真医療企画統括監は、4月から周知に取り組んでいることを説明し、「5月下旬から6月には認証に入っていきたい」と述べた。

 飲食関係者から、対策を実施していない店舗への呼び掛け方法などについて質問が出た。諸見里氏は「守ってもらう店舗を広げていき、そこに人を呼び込んでいきたい。認証店舗へのインセンティブ(動機付け)も重要になる」と答えた。

 店舗での具体的な感染対策や、県の経済支援策などについても議論した。