バスケットボールBリーグ1部の年間優勝チームを決めるチャンピオンシップ(CS)が14日から始まるのを前に、琉球ゴールデンキングスの岸本隆一らが11日、会見に応じた。キングスは15日午後1時5分から沖縄市の沖縄アリーナで、富山グラウジーズ(東地区4位)と準決勝進出を懸け対戦する。岸本は「当然優勝を目指している。特別な舞台だからこそ、普段通りを意識して臨みたい」と気を吐いた。
今季、富山との対戦戦績は1勝1敗。富山のプレースタイルについて岸本は「40分間ずっと攻め続けてくる印象で、オフェンスが強い。(CSでは)守備がポイントになる」と述べ、持ち味の堅守からリズムをつくり出すとした。対する富山の岡田侑大はキングスに対し、「攻守でバランスが良い。インサイドも強いし、アウトサイドからのシュートも要注意」と対戦前から火花を散らした。
年間王者の頂を見据え、両チームとも初戦必勝へ向け闘志を燃やす。ゲームのポイントとなる選手について問われた岸本は「岡田選手の活躍が(富山の)勝敗に関わっているので警戒したい。キングスでは、昨季負傷で離脱していた田代直希主将が並々ならぬ思いを持っているので主将を中心に戦う」とした。
岸本とのマッチアップも予想される岡田は「岸本選手が得意とする3点弾をつぶしていくことが、流れを引き寄せることにつながる」と語った。