うるま市長選での掲示板一部撤去、市選管に質問状 照屋氏の支援団体


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(イメージ写真)

 4月25日投開票のうるま市長選で、市選挙管理委員会(比嘉弘之委員長)が台風接近を理由に候補者ポスター掲示板の一部を撤去した件で、立候補した照屋寛之氏を支援した「新しいうるま市をつくる会」と「テルヤ市長を誕生させる市民の会」は12日、市選管に公開質問状を提出した。

 公開質問状で両団体は、市長選と同日投開票の市議補選の掲示板は撤去されず、当選した相手候補の出身地域でも撤去は確認されなかったと指摘した。「選管の暴挙は、選挙の自由を妨害した選挙犯罪だ」とした上で、撤去理由の説明や弁明を求めた。市選管は2週間以内に回答する方針を示した。

 提出後に県庁で会見した、市民の会の山城博治共同代表は「真相を明らかにし不正をただすことで、民主主義の根幹としての選挙の公平性を保ちたい」とした。市選管の回答後に、今後の対応を考えるとした。

 うるま市長選で市選管は投開票2日前の先月23日に掲示板撤去を決定。204カ所のうち約100カ所を撤去した。一方で当時、台風は沖縄本島地方には接近していなかった。照屋氏の選対本部は同25日にうるま署に告発状を提出した。