
沖縄県豊見城市が新型コロナウイルスワクチン150回分を廃棄していたことが13日、市関係者への取材で分かった。ワクチンを保管する冷凍庫の扉を閉め忘れた可能性があるという。
市関係者によると、同日午前、17日開会する臨時会の議案説明会があった。市議や市幹部らが出席する中、冒頭に山川仁市長が廃棄の経緯について説明。市の担当者が12日、ワクチンが保存されている冷凍庫の扉に隙間があるのを見つけた。扉の閉め忘れの可能性があるという。市は県に報告し、廃棄するよう伝えられた。山川市長は既に予約済みの市民には影響が出ないようにすると述べたという。
市は65歳以上の高齢者を対象に、4月26日に事前予約を受け付け、900人分の枠が30分程で埋まった。5月8日に1回目の集団接種を開始し、150人が接種した。