テンヤ仕掛けで34キロアーラ


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5日、慶良間沖で123センチ・34.2キロのアーラミーバイを釣ったK.A.Bモータースの屋慶名弘二さん(左)

 K・A・Bモータースの屋慶名弘二さんは5日、職場の釣り仲間と慶良間冲に出掛けた。午前6時半に嘉手納漁港から深盛丸で出船し、午前8時半ごろから慶良間沖で釣りを始めた。アイゴの切り身を餌にテンヤ仕掛けを落とした屋慶名さんの1投目に、中型らしき魚がヒット。10メートルほどリールを巻き上げていると急に、竿(さお)にずっしりとした重さが加わった。掛かった魚に大物が食い付いたようだが、大物は釣られたことに気付かないのか、小型のリールでも5メートルほどは巻き上げることができた。

 しかし、異変に気付くと底に向かい10メートルほど走ると止まった。その様子を見ていた船長が「釣れた魚にアーラが食い付いたみたい。アーラの頭を上に向けるようにして、ゆっくりとリールを巻いて。途中で潜って抵抗するから用心してよ」とアドバイスしてくれた。

 仕掛けは道糸がPE2・5号、ハリスがフロロの7号と細仕掛けなので無理はできない。ゆっくりとリールに糸を巻いては、再び糸を引き出される作業が7回、ようやく海面近くまで巻き上げたが、浮いてくるはずのアーラの姿が見えない。不思議に思っていると、船の反対側で「大きい、大きい」と歓声が聞こえ、屋慶名さんの後ろの船べりに浮いた。船上に引き上げられたアーラの口の中には最初にヒットした40センチのナガジューミーバイが残っていた。

(おきなわ釣王国社 仲栄真修)

 

5日、塩屋海岸で42センチ・1.6キロのカーエーを釣った小橋川廉さん
7日、西崎一文字で71センチ・4キロのタマンを釣った長嶺優並さん

2日、三重城海岸で75センチ・6.87キロのマクブを釣った豊見永理喜さん
8日、泡瀬海岸で40.5センチ・1.04キロのチヌを釣った森根亮子さん

8日、泡瀬一文字で68.1センチ・3.62キロを筆頭に4匹のタマンを釣った比嘉武さん
5日、那覇一文字で42センチ・1.35キロのカーエー他トカジャーなどを数釣りした石原昌依さん(左)

2日、伊平屋島で80.5センチ・10.75キロのナミフエダイを釣った長嶺良太さん
5日、慶留間島で110.1センチ・20.35キロのロウニンアジを釣った金城光さん

伊是名島で131センチ・31.2キロと113センチ・19.6キロのロウニンアジを釣った桃原博さん(右)
4日、那覇海岸で66センチ・5.4キロのマクブを釣った杉田善徳さん