沖縄でコロナ新たに134人 4日連続の100人超え 石垣市は1日最多の16人【5月15日朝】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は14日、県内の10歳未満から90代までの計134人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染者が100人超えるのは4日連続。療養者数は1357人で最多となった。石垣市は1日の感染者数が16人で最多だった。直近1週間平均の感染経路不明の症例割合は67・9%。5人の家庭内感染があったとし、県内165例目のクラスター(感染者集団)に認定した。

 先週1週間と比べ感染者が300人以上急増していることから、県の糸数公医療技監は「要因は連休中の人の接触がメイン。まん延防止等重点措置で人の動きを押さえることが重要」と市中感染へ強い警戒感を示した。

 直近1週間の10万人あたりの新規感染者の割合は46・68人で全国8位、病床占有率は93・9%で、ともに上昇している。感染者の年代は20代が42人、30代が27人、40代が23人などと若年層が多い。推定感染経路が確定しているのは34人で家族内12人、職場9人、友人知人8人、飲食5人。居住地別では那覇市51人、石垣市16人、名護市や宜野湾市、うるま市、浦添市が8人など。

 感染力が高いとされるN501Y変異株の割合は5月7日から14日まで53・33%だった。米軍基地関係はキャンプ・ハンセンとキャンプ・フォスターで各1人だった。

 県はワクチンの大規模接種会場設置について、接種を担う医療従事者確保に向けて、県医師会や大学病院などと調整を進めているという。