復帰の意義問い、市民ら50人が「道ジュネー」


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「日本復帰を問い直そう」などとシュプレヒコールをしながら行進する参加者ら=那覇市の国際通り

 市民集会「『5・15復帰』49年を問う道ジュネー」(「5・15復帰」を問う沖縄行動主催)が15日、那覇市の国際通りであった。参加者約50人は「日本復帰を問い直そう」「琉球の自己決定権を勝ち取るぞ」とシュプレヒコールをしながら、デモ行進した。

 行進前に牧志公園であった集会で、呼び掛け人の友寄隆治さん(83)=うるま市=は、辺野古で進む新基地建設などを踏まえ「復帰以降、沖縄はいじめ続けられている」と強調した。元読谷村議の知花昌一さん(73)=読谷村=は「49年前の5・15で国際通りは日の丸が翻っていたが、基地の撤去は実現されず悔し涙を流した」と振り返った。「昨今は琉球独立も議論されている。沖縄は自ら脱皮するときだ」と声を上げた。