外間が男子円盤投げ県中新、初の40m台、親子で全国狙う 県中学選手権


社会
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外間勝結

 陸上競技の第43回県中学校選手権大会兼少年共通少年B国体選考会が16日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで行われた。男子共通の部円盤投げ(1.5キロ)では、外間勝結(与勝中)がこれまでの県中学記録を約1メートル更新し40メートル75で7年ぶりに記録を塗り替え優勝した。

 男子円盤投げ(1.5キロ)の外間勝結(与勝中3年)が、県内の中学生で初めて40メートルの“大台”に乗せ県中学記録を樹立した。「アップから調子が良かった」と、朝から調子は上々だった。指導する父・勝さんは「練習のときから、振り切った瞬間に円盤がすーっと伸びていたので、記録も出せると期待していた」と息子の記録更新に頬を緩めた。

 「いけるぞ、思いっきりいけ」。勝さんからの声を背に、冷静だったという外間。左つま先に全体重を掛け体の軸がぶれないようゆっくり回転、一気に振り切ることを心掛けた。そして5投目、放った円盤は自己ベストの40メートル75をマーク。「ターンの構えを意識した結果、うまくいった」と声を弾ませた。

 勝さんは高校生時代、全国総体の砲丸投げで上位入賞を経験。外間はその影響で中学から競技を始めた。期待を背に、順調に記録を伸ばしており、「中学卒業までに45メートルを投げ、全国大会でも上位入賞を目指したい」と父と二人三脚で全国の表彰台を狙う。
 (上江洲真梨子)