【浦添】浦添市の特産品の島桑(しまぐわ)を使った新たなお菓子、「桑茶ちんすこう」が誕生した。島桑を使った商品開発を手掛ける市シルバー人材センターと、老舗菓子店「新垣カミ菓子店」がコラボレーションし開発した。ノンカフェイン、食物繊維やカルシウム、鉄分などが豊富で、妊婦や授乳中の母親、子どもにもお薦めとなっている。
桑茶ちんすこうの原料となる桑の葉は、シルバー人材センターの仲原勇さん(66)が管理する畑で採れた。甘さを抑え、大人でも楽しめる味わいだ。
一般社団法人地域振興開発協会を仲介役に昨年末から商品開発に乗り出した。知人など約300人からアンケートを取り、試行錯誤を繰り返した。
島桑関連商品は健康食品として「てだ桑茶」のほか、カクテルやワイン、ジャム、お酢などを開発しているが、認知度が課題だという。シルバー人材センターの伊佐幸子さん(73)は「桑茶ちんすこうは栄養満点だ」と強調した。
浦添市在住の書家・書浪人、善隆さんがパッケージのデザインを手掛けた。浦添城の石碑に描かれた鳳凰(ほうおう)と、琉球王国歴代国王の象徴とされた竜が描かれる。
12個入り・桑茶2袋付きが1480円。8個入り・桑茶1袋付きが880円。市伊奈武瀬の市養蚕絹織物施設サン・シルクや、宜野湾市志真志の農産物直売所「ハッピーモア市場」で購入できる。
沖縄の健康食品を販売する「オキナワスイッチ」のホームページからも購入可能。問い合わせはオキナワスイッチ(電話)070(8985)4477。
ウェブサイトのリンクhttps://nagoplanning.base.shop/からもアクセスできる。