那覇市制きょう100周年 県都、復興と発展刻む 


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沖縄都市モノレールの施設内で出番を待つ那覇市制100周年記念デザインを施したゆいレール車両=19日、那覇市安次嶺(喜瀨守昭撮影)

 那覇市は20日、市制施行から100周年を迎えた。同日午前から沖縄都市モノレール(ゆいレール)の記念ラッピング車両が運行する。午後には市役所で「100歳誕生日セレモニー」や中国福州市との友好都市提携40周年記念オンライン交流会が催される。 

 那覇は「琉球処分」後に県庁所在地となり、政治・経済・文化の中心地として発展した。1921年にそれまでの特別区制から県外と同様の市制に移行した。沖縄戦で壊滅的な被害を受けたが、戦後の首里市、小禄村、真和志市との合併を経て復興と発展を遂げた。市制施行前年の人口は約5万4千人だったが、現在は約32万人に上る。

 記念車両は記念ロゴマークや、市花のブーゲンビレアなどが描かれている。来年3月末まで運行する。

市街地を走行する那覇市制100周年記念デザインが施されたゆいレール車両=20日午前10時54分ごろ、那覇市安里