保育従事者の優先接種を市に要望 南城市園長会


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 周子
(イメージ写真)

 新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、南城市内にある22の認可保育園とこども園で構成する南城市社会福祉法人立保育園・こども園園長会(松原正太会長)は20日、市役所に瑞慶覧長敏市長を訪ね、感染リスクのある保育従事者に対して、早期に接種ができるよう要望した。瑞慶覧市長は「皆さんの意見を国などに伝えると同時に、一般接種で優先的に接種ができるかどうか、市としても前向きに検討したい」と伝えた。

 園長会によると、市内の保育園とこども園では園児や保護者、職員の感染、濃厚接触が多数報告されている。松原会長は「保育現場では試行錯誤を重ねて感染防止対策を行っているが、3密は避けられない。職員が安心して働き、保護者も安心して園児を預けられるように、保育従事者へのワクチンの優先接種を検討してほしい」と話した。

 このほか、沖縄市私立保育園連盟が沖縄市に対して保育従事者のワクチンの優先接種を要望している。