名護市長選出馬を現職・渡具知氏に要請 市議会与党会派


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「礎之会」の比嘉忍会長(手前)から名護市長選への出馬要請書を受け取る渡具知武豊市長=20日、名護市

 【名護】2022年2月に任期満了を迎える名護市長選に向けて、名護市議会の与党議員でつくる「礎之会」(比嘉忍会長=写真手前)の10人は20日、渡具知武豊市長(59)に出馬を要請した。渡具知氏は「重く受け止める。未来の名護市がより輝けるよう、何ができるか見定めて前向きに検討したい」と意欲を示した。

 同市宮里の末松文信県議事務所で、市議団が渡具知氏に出馬要請書を手渡した。学校給食費、保育料、満18歳までの医療費無料化などの公約を推し進めてきた渡具知市政の1期目を評価した上で、「引き続き市政を担っていただきたいと切望する」とした。

 要請後、辺野古新基地建設問題に対する姿勢を記者団に問われた渡具知氏は、「国と県の訴訟の推移を注視する」と従来の回答を繰り返した。重点政策は「子育て支援を継続して取り組みたい」と述べた。