沖縄「慰霊の日」式典 2年連続縮小へ 県、招待者に絞って開催


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糸満市摩文仁の平和祈念公園にある「平和の火」

 沖縄県は6月23日の「慰霊の日」に開催する沖縄全戦没者追悼式について、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて規模を大幅に縮小する方向で調整を進めている。中止はしないが、昨年に引き続き、招待なしの一般参列はできない見通し。

 昨年は糸満市摩文仁の平和祈念公園に県が招待した関係者161人が集まり、2メートル間隔で着席した。コロナ流行前は例年5千人程度が参加していた。

 県は感染者数の推移を見ながら追悼式の在り方を模索してきたが、感染拡大は止まらず大幅な縮小を余儀なくされる。出席者を絞った形で開催する予定。5月末をめどに決定する。