【知事一問一答】緊急宣言 沖縄4度目 夏に向けて最大限の努力で抑えたい


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国の緊急事態宣言を受け、県民に不要不急の外出自粛を呼び掛ける玉城デニー知事=21日、県庁(代表撮影)

 緊急事態宣言対象地域への追加決定後、記者会見した玉城デニー知事と報道陣の主なやりとりは次の通り。

Q.緊急事態宣言が明ける6月20日までの目標は。

 「できるだけ早期に(県の感染状況を示す指標が)ステージ3、ステージ2に数値を改善していけるようしっかり取り組んでいきたい」

Q.強い規制と緩和を繰り返し、県民にたびたび行動変容を求めているが。

 「取るべき対応はしっかり取ってきたが、ゴールデンウイーク以降、人流の増加に伴い、現在のように医療提供体制も非常に逼迫(ひっぱく)している。このような状況になったことは反省すべきであり、残念な気持ちだ」

Q.7月には夏休みを迎えるが、展望は。

 「県民や業界の方々に、取り得る最大限の努力をしていただき、ここで抑えていかないと夏休みはないと考えている。陽性者の数を見れば楽観的な言葉を発することができないが、皆で頑張るということが一番大切で、それが確実な感染拡大を防止する手段だ」

Q.ここまで感染が広がった要因をどう分析するか。

 「ゴールデンウイークでの人の流れ、普段の飲食でマスクをしていない近距離での会話、外から帰ってきて手を洗わずに家族と接触など、さまざまな要因が重なり合った。本当に残念な数字になったことについては、私たちの呼び掛けも足らなかったかもしれない。なお一層この状況を改善していくためには、緊急事態宣言措置で強い抑制をかけていかなくてはいけない。あらためて一人一人に協力をお願いしたい」