【北部】世界自然遺産の推薦地に隣接する米軍北部訓練場(国頭村・東村)で24日、米軍の大型車計30台ほどが出入りし、大型テントの設営が目撃された。野営訓練の準備とみられる。
目撃者によると、同日午前から兵士を乗せたトラック、バギー、砲座がついた大型車などが、県道70号沿いのN1ゲートに出入りし、ヘリパッドでは大型テントが複数設営されていた。ヘリ2機も付近の上空を旋回し、騒音が響いたという。
車の出入りを目撃した清水暁さん(50)は「N1でこれほどの数の米軍車両が出入りするのはあまり見たことがない」と警戒した。現場にいたチョウ類研究者の宮城秋乃さんは「今はノグチゲラの営巣期で、大型車やヘリの騒音で悪影響を与えないか心配だ。世界自然遺産の隣がこのような状態でいいのか」と話した。