歯科医師もワクチン接種の打ち手に 宮古島来月にも開始


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 沖縄県内の新型コロナウイルスワクチン接種でも歯科医師を活用する動きが出始めている。宮古島市は宮古地区歯科医師会に既に協力を依頼しており、早ければ来月の接種を視野に入れる。県は他市町村の意向を調査しており、県医師会の協力も得ながら「打ち手」不足の解消につなげる考えだ。

 ワクチンを接種できるのは医師や看護師に限られていたが、厚生労働省が4月、特例として歯科医師を条件付きで認める方針を決めた。県外では歯科医師による接種が始まった自治体もある。

 歯科医師のワクチン接種は集団接種会場に限られ、事前に研修を受ける必要がある。宮古島市は宮古地区歯科医師会に協力を依頼し、実施への準備を進めている。

 県歯科医師会の担当者は26日、本紙に「特に歯科麻酔や口腔(こうくう)外科の分野で筋肉注射のスキルを持つ先生がいる。市町村から要望があればぜひ応えようということで、協力を募っている」と語った。