「500万円を10回もらえる」メールで送金指示 コンビニ店長が被害防ぐ


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電子マネーの架空請求を防いだとして感謝状を受けた永山ひとみさん(中央)=26日、糸満市の糸満署

 【糸満】糸満署(山内修署長)は22日、電子マネーによる架空請求を防いだとして、沖縄県糸満市照屋のコンビニ店長の永山ひとみさん(33)=八重瀬町=に感謝状を贈った。山内署長は「迅速に対応して称賛に値する」と感謝した。

 同署によると、4月30日午後11時45分ごろ、男性が「会員登録してサイトの指定する手続きが完了後、500万円を10回、合計5千万円がもらえる」と書かれたショートメールの指示に従い、電子マネーを送ろうとしていた。永山さんは男性が以前から何度も送金していたことを不審に感じ、110番通報した。永山さんは立ち去ろうとする男性に「大丈夫ですよ」などと声掛けして、警察官が到着するまで引き留めた。

 同署によると、男性は昨年12月にショートメールを受け、今年2月ごろから合計約150万円を送金していた。永山さんは「今後も少しでも怪しいと思うことがあれば積極的に声掛けしたい。従業員にも意識をさせる」と笑顔で話した。