教育
沖縄からSDGs

「傍観者でなく当事者として」 島の観光をテーマにSDGs学習 宮古島・久松中

 【宮古島】宮古島市平良久貝の久松中学校は24日、2年生を対象に「SDGs学習会」を同校で開いた。生徒がSDGs(持続可能な開発目標)を身近に捉えることが目的で、市企画調整課に所属する地域おこし協力隊の神林琢さんが講師を務めた。SDGsの意義や17の目標への理解を深め、生徒自身が取り組めることを探した。


観光が島に与える影響を考える生徒ら=24日、宮古島市平良久貝の久松中学校

 神林さんはSDGsの大きな17の目標をそれぞれ説明した。キーワードとして「誰一人取り残さない」との言葉を紹介し「この言葉をぜひ覚えてほしい」と呼び掛けた。また宮古島にとって重要な資源の一つとして海を挙げた。世界で1分間に100万本のペットボトルが廃棄されており、800万トンが海に流されているとして、海洋プラスチックごみの状況を伝えるドキュメンタリー動画も交えながら解説した。

 生徒らは神林さんの説明を受けた後、5班に分かれてグループワークに取り組んだ。近年、急速に発展した宮古島の観光をテーマに、生徒それぞれが考える良い影響、悪い影響をホワイトボードに書き出した。一つの影響から次にどう影響していくかを矢印でつなげながら話し合い、班ごとに解決策を発表した。

 影響を「ごみが増える」とした班は解決策に「エコバッグや水筒を利用する」を挙げた。「(車の)排出ガスが増える」とした班は「電気自動車をつくる」とした。

 それぞれの発表を受けて神林さんは「一人一人の価値観で導いた課題や発見を共有し、解決を模索することが持続可能な島の未来につながる。傍観者ではなく当事者として捉えることがSDGsの考え方だ」と語り掛けた。その上で「大きな活動でなくて誰でもできることがSDGsにつながっている。島の未来のために主体性を持って、小さくても一歩踏み出す勇気を持ち続けてほしい」と生徒に呼び掛けた。



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