沖縄高校定時制通信制夏季大会・軟式野球 泊通信が那覇工を制し頂点に


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 県高校定時制通信制夏季体育大会は28日、先行競技となる軟式野球の決勝を奥武山運動公園多目的広場で行い、泊通信が25―2の五回コールドで那覇工を下し、頂点に立った。泊通信は8月16日から東京で行われる全国大会に出場する。県高校定通制夏季体育大会の各競技は、6月5、6の両日に集中実施する。


泊通信、初回から打線猛攻 先発幸地、投打で活躍

雨の降る中、好投した泊通信の幸地凜音=28日、奥武山運動公園多目的広場

 ランニング本塁打3本を含む打者一巡の猛攻で、初回に一挙9点を挙げた泊通信。流れに乗ってその後も着実に加点し、大勝を飾った。玉城祥大主将は「みんな声が出ていて、打線がつながった」と満足そうだった。

 この日が初対面というメンバーもいて、満足な練習もできずに臨んだが、相手の準決勝を見た玉城が試合前から「ゴロが多くなるから」と守備の注意点を共有。安定した守りを貫いて逃げ切った。

 投げては先発の幸地凜音が速球に得意のチェンジアップを織り交ぜ、序盤の2回で5三振を奪う。打撃でも2本のランニング本塁打を放ち、「低めの球をすくっていい打球がいった」と振り返った。

 8月には全国の舞台が控える。泊通信は3年前にも全国に出場し、8強入りを果たした。幸地は「チームの勝利のために投げたい」と気合を入れた。

 (長嶺真輝)

優勝した泊通信