全日本男子グレコローマン97キロ級 仲里が準V 志喜屋は3位


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 レスリングの世界選手権(10月・オスロ)代表選考会を兼ねた全日本選抜選手権第2日は28日、東京・駒沢体育館で行われ、男子グレコローマンスタイル97キロ級は奈良勇太(警視庁)が5連覇し、プレーオフで昨年の全日本選手権覇者の天野雅之(中大職)を下して代表入りを決めた。仲里優力(北部農林高―日体大)は決勝で奈良に敗れて準優勝。志喜屋正明(浦添工高―国士舘大出、自衛隊体育学校)は3位に入った。55キロ級は松井謙(日体大)、77キロ級は桜庭功大(自衛隊)が初制覇で代表入り。

男子グレコローマンスタイル97キロ級決勝 グラウンドから相手を持ち上げようとする仲里優力(上)=28日、東京・駒沢体育館(提供=日本レスリング協会)
男子グレコローマンスタイル97キロ級準決勝 相手の腰をホールドして攻める志喜屋正明(左)(提供=日本レスリング協会)

 男子フリースタイル70キロ級は鈴木歩夢(早大)が初めて頂点に立ったが、昨年の全日本王者の基山仁太郎(日体大)がプレーオフを制し、代表切符をつかんだ。74キロ級は初優勝した佐藤匡記(山梨学院大)がプレーオフも勝ち、86キロ級で初制覇の石黒隼士(日大)、125キロ級で3連覇の山本泰輝(自衛隊)とともに代表入りした。

 女子59キロ級は花井瑛絵(至学館大)が初優勝で代表となった。

 東京五輪代表は出場していない。

(共同通信)