「ゲーム依存に注意」 恩納小の児童、スマホ適正利用学ぶ


この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子
高宮城修さんの講話を聞いて話し合う児童ら=21日、恩納小学校多目的室

 【恩納】恩納小学校4~6年生を対象に、「スマホ・ゲームと上手に付き合う方法」の講話が21日、同校多目的室で行われた。講師は県委託サイバー防犯講習担当の高宮城修さん。本来、人助けや災害時の緊急連絡に役立つ無料通信アプリのLINE(ライン)だが、仲間内の遊びのつもりで撮った写真が拡散されたり、オンラインゲームで知り合い、後でトラブルや犯罪につながったりするなど数々の事例が紹介され、子どもたちは真剣な顔で聞き入っていた。

 スマホのゲームは無料で遊べるが、脳の特性を利用して夢中にさせ、課金などゲーム依存症に陥る数々のわながあると説明した。

 ゲーム依存症は夜眠れなくなり、家に引きこもりイライラするなどの症状があるという。防ぐ方法は良い睡眠と規則正しい生活に加え、(1)ゲームは制限時間を決める(2)ゲームをしない日を決める(3)寝る1時間前にはスマホやパソコンの画面を見ない―というルールを決めることが望ましいとした。

 脳を鍛えるには「日記や作文は必ず紙に書く。音読をする。イライラしないために毎日5分間縄跳び(エアーでも可)をするのもいい」と秘けつを教えた。

 講話を聞いた上杉うたさん(11)=6年=は「音読の方が良いと聞いて始めようと思う」、與那覇慈(いつみ)さん(12)は「しっかり睡眠をとる大切さが分かった」と話した。 (小山猛三郎通信員)