教育

プライバシーの追跡 モバイルプリンスの知っとくto得トーク[211]


モバイルプリンス

 

iPhoneでアプリを開いた時「このアプリが他社のAppやWebサイトを横断してあなたのアクティビティを追跡することを許可しますか?」という表示を見たことはないでしょうか。

これはiPhoneを作っているApple社が私たちのプライバシーの取り扱いに関して確認してくる「新機能」です。

 


イラスト・小谷茶(コタニティー)

モバイルプリンス

 

欲しいものをスマホで検索した後、ほかのアプリやSNS、Webサイトの広告に、検索した製品(またはライバル社の製品)が出てきたことはないでしょうか?

これは私たちの調べる・保存する・クリックする、といった行動が解析され広告に反映されているからです。気になる物を何度も見せられると、どんどん欲しくなると思います。

「何度も広告で出るって運命かも!?」と勘違いする人も出てくるかもしれません。

 


モバイルプリンス

 

ほとんどのWebサイト・スマホアプリ・SNSが無料で利用できるのは、多くの場合広告を表示しているからです。無料なので文句を言いにくい面はありますが、アメリカでは、プライバシーの追跡に反発も出てきています。

検索エンジンなどのGoogle、SNS最大手のFacebookなどはユーザーのプライバシーを集め、無料でサービスを提供するビジネスモデルです。

一方、スマートフォンやタブレットを販売して売り上げを築くApple社はプライバシー問題にはノーを言いやすい立場【※1】であり、今回アクティビティの追跡の許可を確認してきています。

許可をする・しないは自由ですが、利用しているサービスのビジネスモデルを考えるいい機会でしょう。

 


※1 Apple社はプライバシー問題にノーを言いやすい立場 … ユーザーのプライバシーを収集し広告で売り上げを立てるGoogle・Facebookと違って、Appleはプライバシー問題に厳しく対処しています。ユーザーの味方になっている半面、スマホアプリの売り上げの手数料を巡って人気ゲーム「フォートナイト」を開発しているエピック社と訴訟になり、アプリストアからフォートナイトを排除し、ユーザーの失望を招きました。

 




【プロフィル】

 モバイルプリンス / 島袋コウ スマートフォンアドバイザー、フリーライター。沖縄県サイバー防犯PR大使を務め、スマホやインターネットの活動講座を学校などで実施。本連載をまとめた著書「しくじりから学ぶ13歳からのスマホルール」(旬報社)も発売中。

http://smartphoneokoku.net/




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